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B級グルメの本来の意味とその変遷

B級グルメという言葉をご存知ですか。
これは「安価で日常的に食される庶民的な飲食物」を指す言葉で、1985年に生まれた言葉とされます。
グルメは万を超えるような高級レストランだけのものではない、庶民が気軽に食べられるようなものを指してグルメと呼んで楽しんでも良いのではないかというコンセプトから生まれたものです。
グルメとはそもそも「食通」「美食家」という意味の言葉ですが、それを「食道楽」まで拡大解釈したのがこのB級グルメであるとも言えるでしょう。

先の定義で言えばファミリーレストランやファストフード、時に家庭料理などがこれに該当するわけですが、近年では「ご当地グルメ」が主なB級グルメとして掲げられてきています。
他の地域にまで進出する力と需要はないけれど、その地域では愛されているマイナーメジャーな料理がこれに該当します。
郷土料理とも混同されがちですが、「日常的に食される飲食物」ではないのでこれは厳密には除外されます。

2006年からは主にこのご当地グルメを集めたB級グルメのグランプリが開催されています。
それは各地のそれらを知る機会となり、地域の活性化にも繋がるイベントとして人気を博していたのですが、その後グランプリに出すためだけのその場限りの創作料理を開発するという行為が横行するなど、本来の意味とは剥離する傾向が見られます。

同じ趣旨の大会を何度も開くと出せるメニューが限られてくるので仕方のないこととも言えますが、B級グルメの持つ本来の意味はやはり大事にしてもらいたいところです。
仮にブランド化するなどということがあっては、B級グルメを定めた本来の目的すら無為になってしまいかねませんからね。

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